好適園地の条件

南に面した緩傾斜地

気流停滞がない無霜地帯

強風が当たらない

土壌が深く・水はけ・水持ちが良い

弱酸性

アボカドの根は比較的浅く、約70~80%は地表から60㎝以内に存在しています。

根が浅く酸素を多量に要求することから、水が溜まるような場では根腐れをおこしてしまいます。しかし、乾燥にも弱いことから保水性のある土壌が望まれます。アボカドは無霜地帯の南面斜面地での露地栽培が望ましいです。アボカド栽培で一番多い失敗は不適地への定植による寒害だといわれています。

冷気が停滞する所では定植しない。

排水不良地では根腐病にかかりやすいので排水の良い斜面地に植える。

夏季の土壌乾燥で樹が衰退しやすいので、灌水出来る場所が望ましい。

台風の強風による果実の落果や倒状被害を受けやすいので、低樹高整枝を心がける。

定植時期

遅霜の危険性がなくなった頃

アボカドの根は環境変化に非常に敏感です。植え替え時の取り扱いの際、穴はできるだけ深く掘り、根玉を崩さず根を切らないように注意しましょう。

ベーコンは直立性の品種なので栽植距離は3m×3mほど必要です。

定植後は支柱と灌水。植え付け後は灌水や降水で地面がある程度沈下するので、地面より株元がたかくなるように根鉢を置いて周囲の土壌をよせるように定植する。また植え付け後に支柱を斜めに打ち込み、株元を固定する。株元が風で揺すられると根が動き活着が悪くなる。支柱で固定したら株元に敷き藁をして、その上からたっぷりと灌水する。定植後は1週間程度の間隔で頻繁に灌水を行い、乾燥ストレスを与えないようにする。

若木管理

最初の冬に寒害を受けずに越冬させられるかがその後の苗木成長の鍵になります。

定植3~4年目までは樹作り期間です。この時期は枝を下方に誘引しながら低樹高整枝に努めましょう。霜が降りるということは気流が停滞しているということです。冷気が停滞するような谷底部では栽培に向いていません。

初年度と2年目の冬は防寒資材で被覆して寒さから守ってあげましょう。3年目以降から樹自身の力で越冬できるようになります。(最低気温がマイナス4℃を下回る地域ではこの限りではありません)

防寒資材は遅霜の心配がなくなり次第早めに外しましょう。落葉の恐れがあります。

収穫までの管理

樹冠が拡大してくると内部の枝が枯れてくるので、そうなる前に縦冠内部に日が射し込む程度の間引き剪定をしましょう。春先に気温が上昇してくると花芽が大きく膨らんできますが、この時期に遅霜に遭うと花芽が枯死してしまいます。春先も注意が必要です。

夏季の乾燥は樹勢力低下を招きます。果実肥大や油分の蓄積を促すためにも灌水が大事です。ベーコン、ズタノはともに直立タイプの品種です。将来の作業性や台風の被害を考慮して低樹高整枝を目指しましょう。