期待される完熟「国産アボカド」
日本に輸入されているアボカドの殆どがメキシコ産で、国産アボカドの割合は1%にも満たない状況です。輸入されているアボカドは貯蔵性の高い「ハス」という1品種のみで、輸送期間が長いため早熟の状態で収穫されています。輸入時低温輸送されるのですが、アボカドは4.5℃以下に長く置くと低温障害が発生し、果実内の維管束が黒く変色してしまいます。こうなるとアボカドは追熟しません。アボカドは樹上になっている限り生長を続け、樹上に長くおけばおくほど油分が増し美味しくなります。国産アボカドは完熟してから収穫し、低温輸送することなく提供できることから、今後益々需要が増してくる果実といえます。